【構築】
【構築経緯】
ステラテラスの登場により増えていたショックを切ったメガネカミやメガネツツミに対して強いハピナスを使いたいと思った。
ハピナスと組む物理受けの中で、パオの零度に屈しない、鉄壁で積みに抗える、裏に一貫した負担をかけれることを評価し頑丈鉄壁キョジオーンを採用。
キョジハピで勝てないポケモンをいい感じに補完でき、毒菱を撒けるドヒドイデを採用。
キョジオーンのテラス依存度が高いこともあり、基本選出で対応出来ない相手に対して、受けで対応範囲を広げても選出択にしかならないと思ったので、対面選出を入れることにした。キョジオーンが初手のスケショカイリュー、パオジアン、電磁波カミをある程度拒否してくれることを期待して、s12で使っていたスケショカイリュー+ブーストツツミ+襷悪ラオスを流用した。
【コンセプト】
・受けと対面の選出択を押し付ける
・両対応してくる要素に対してメタを貼り、イージーウィンを稼ぐ
の2点
【個体解説】
カイリュー@いかさまダイス
特性:マルチスケイル
テラスタイプ:鋼
意地AS252h4
ガチグマや硬いカイリューに対して乱数がかなり変わるのでA特化
対面構築の初手カイリューはラオスの蜻蛉→眼鏡サフゴ着地で何も出来ずに倒されて負けることが多いが、そこに唯一抗えるスケショ+地震。
アンコールが通った後、裏を倒せるように技範囲を広げた。
スケショ+アンコは読まれることがなく、ディンルーやランドのステロに対してほぼ100%通ったり、キョジオーンにアンコした次のターンにスケショを打って裏から来たカイリューを破壊したりしていた。この構成はS12から使っていたが、アンコのターンに引かれたのは2シーズンで1回しかなかった。
s1段階上昇で最速パオを抜けず、神速を切っているのでパオジアンには滅法弱い。
テツノツツミ@ブーストエナジー
特性:クォークチャージ
テラスタイプ:水
臆病CS252b4
普通のsブーストツツミ。
フリドラに後投げしてきたカミを押し切ったり、襷チョッキ以外のパオジアンをワンパンできる水テラス。
ゴーストテラスにしたい場面も多かったが、裏のウーラオスで間に合っていたり、そもそも神速や格闘技を打たれないこともあり、変えなくて良かったと思う。
悪ウーラオス@気合いの襷
特性:不可視の拳
テラスタイプ:ゴースト
意地AS252b4
暗黒強打 不意打ち ドレインパンチ 剣の舞
普通の襷悪ラオス。
ステロで襷が削られてもドレパンで回復出来たり、素で耐えることも多いので後発に置きやすい。
剣舞不意による捲り性能があり、ツツミのアンコと併せることで幅広い相手に安定して詰めれるので、後発襷ポケモンで最強だと思う。
キョジオーン@食べ残し
特性:頑丈
テラスタイプ:フェアリー
腕白HB252d4
塩漬け ボディプレス 鉄壁 自己再生
一撃必殺や身代わり+積み等のメタを跳ね返す頑丈鉄壁ボディプ。崩しルートがこれしかない相手に対してイージーウィンを取ることができた。
パオジアンに最も強い構成のはずだったが、実際には珠剣舞が受かっているか怪しかったり、氷柱の怯みや鉢巻テラス砕くのbダウンで破壊されまくった。
ハピナス@毒針
特性:自然回復
テラスタイプ:水
穏やかBD252s4
火炎放射 投げつける 瞑想 タマゴ産み
普通のハピナス。
受けきれる相手に対しての安定感は凄まじいが、巧みショックサーフゴーや挑発ガチグマといったメタには何も出来ずに負けていく。
毒針投げつけるは1回しか使えないので使い所が難しい。
ドヒドイデ@フィラの実
特性:再生力
テラスタイプ:フェアリー
腕白HB252d4
アクアブレイク 毒菱 黒い霧 自己再生
毒菱を撒いたり、キョジハピで勝てない鉢巻水ラオスや挑発カミを誤魔化す。
フィラの実は、居座りには再生、引きにはそれ以外を押したいという択を緩和出来たり、不利対面で毒菱を撒いた時にも次サイクルに参加出来たりするなど、様々な場面で活きた。
スケショカイリューの神速採用率が高くなったおかげで、竜舞+地震+アイへを両立していることが少なく、地震を切ったスケショカイリューを何回か倒した。
【選出】
対面選出。初手はほとんどカイリュー。
ディンルーやコノヨザル入りにはこっちを投げたい。
受け選出。初手はキョジオーンが多い。
パオ入りには出来る限りこっちを投げたい。
対面選出で面倒なハッサム、アーマーガア入りにも投げることが多い。
対面選出と受け選出の割合はほぼ同じくらい。再戦はどちらでもいけそうな時は違う方を投げていた。
他の選出をした試合は片手に収まる程度。
【反省】
・勝敗が型の噛み合いに依る試合が多かった
特に炎オーガポンとガチグマに対しては顕著だった。炎オーガポンに対してカイリューは岩封やじゃれ石火の対面的な型に勝てず、ドヒドイデやキョジオーンは剣舞持ちに後投げ出来ないことが多い。ガチグマに対して受け選出をした時、嘘泣きや挑発瞑想等の崩す型だと即負けである。
また、初手のカイリューミラーではテラスせずにスケショを打つと決めていた。キョジオーンの選出圧力のおかげかスケショを打たれたのは1回で、それも下からだったので助かったが、これが相当やばい行動なのは自覚している。
・下振れ要素が多く、上振れはほぼない
受けの宿命ではあるが、パオジアンの氷柱怯みを拒否しきれなかったことに加えて、瞑想カミやガチグマに急所の試行回数を稼がせてしまう展開が少なくなかった。
対面選出においても、スケショやドロポンの外しで負ける試合がかなりあった。
【結果】
TN:Yuckie 最高最終2103 最終78位
TN:VisibleLight 最高2088 最終2060 最終127位
【最後に】
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。何かあればdiscord(Yuckey#2253)まで。